介護職は資格なしでも正社員になれる|資格ありとの違いも解説

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介護職は資格なしでも正社員になれることについて解説。介護職における求人の多さについても解説します。また、資格なしの介護職の給与例、職業例、有資格者との違いや資格を取ることのメリット、さらに働きながら取れる介護の資格についてもお伝えします。

介護職は資格なしでも正社員になれる

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介護職に興味があるけれど資格はない、できれば正社員で仕事がしたいけれど資格なしでは無理かもしれない、と考えている方も少なくないでしょう。介護職は資格なしでも正社員になれます。介護職の仕事はどのようなものか、また、有資格者とはどのような違いがあるのかについて解説します。

 

超高齢社会の日本では、介護職に対するニーズが高まっています。それに伴い、介護施設や老人ホームなどの施設は増加傾向にあります。介護職はそういった施設に不可欠なものですが、介護職の手が足りず、慢性的な人手不足になっている施設も少なくありません。介護の基本的な仕事は利用者が日常生活を快適に過ごせるよう、サポートをすることです。資格がなくてはできない仕事ではありません。また、資格がないから正社員になれない、というわけではありません。

 

現在介護職の求人は多く、自分に適した職場を見つけやすい環境でもあります。

介護職の有効求人倍率について

介護職(介護サービスの職業)の有効求人倍率は3.25倍(参考:厚生労働省 一般職業紹介状況 参考統計表)です。有効求人倍率とは、求職者数に対する求人数の割合のこと。厚生労働省では雇用傾向を見るため、毎月有効求人倍率を出しています。倍率が1以上であれば、求職者の数より人員を募集している会社の方が多いということです。

 

ほかの職業の有効求人倍率と比較してみましょう。

職業

有効求人倍率

医師、薬剤師等

2.86

保健師、助産師等

2.37

一般事務の職業

0.31

営業・販売関連事務の職業

0.99

商品販売の職業

1.75

営業の職業

2.03

保健医療サービスの職業

3.09

(「厚生労働省 一般職業紹介状況 参考統計表 p9」より抜粋)

上記の表を見ても、介護職は需要より求人数が多いことがわかります。

資格なしでも正社員になれる介護職の例

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介護職の資格には、介護職員初任者研修、介護福祉士実務者研修、介護福祉士などがありますが、これらの資格なしでも介護の仕事に携わることはもちろん、正社員になることは可能です。

 

ただし、資格がないとできないこともあります。資格なしでもできる仕事の一つが、生活援助です。生活援助の仕事は食事の準備や配膳、洗濯や部屋の掃除、ベッドメイキング、買い物などです。また、送迎の仕事があります。デイサービスなどの送り迎えをする際の運転手の仕事です。車への乗り降りをサポートしたり、利用者の体のことを考えた運転技術が求められたりする仕事です。

 

訪問入浴は利用者の家に専門の浴槽を持ち込み、入浴介助をするのが基本的な仕事です。訪問入浴介護においては、一般的には資格があった方が採用されやすいですが、資格がなくても正社員で募集しているケースもあります。介護職として洗髪や洗身といった入浴介助のほか、浴槽の準備や運搬、片付けなどを行います。

 

利用者と直接かかわる仕事ではありませんが、介護職の募集として事務があります。給与計算や介護報酬の請求業務、電話の応対などが主な仕事です。

資格なしの介護職正社員の給料例

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介護職正社員の募集ではどれくらいの給料が提示されているのでしょうか。職業別に給与例を挙げてみましょう。

東京都中野にある介護老人保健施設では、月給23.0万円~27.9万円で正社員を募集。仕事内容は、移動や食事、入浴など日常生活の介助、行事やレクリエーション、コミュニケーション、清潔な環境をつくるなどです。

 

千葉県にあるデイサービスでは、月給21.5万円で募集。一般的なケアや施設での楽しみを提供する仕事です。

 

大阪府のデイサービスでは、月給25.4万円~26.68万円で募集。送迎業務や身体介助、レクリエーションの企画や運営、清掃、洗濯、リハビリのサポートの仕事です。

 

埼玉県の訪問入浴介護スタッフの募集では、訪問入浴の入浴ヘルパーの仕事で、月給22.5万円~24.5万円。

 

昇給もあるケースが多いので、入職後に給料がアップする可能性も高いでしょう。

資格有の介護職正社員との違い

介護職は有資格者を歓迎しているケースも多く、資格なしの場合とは給料や待遇面、できる仕事などにおいて違いがあります。給料においては資格手当が出る施設もあります。経験があればその分給料に反映されることも多いものです。資格があればキャリアアップにもつながり、将来は管理職なども目指せるでしょう。管理職になれば給料もアップすると同時に、責任のある仕事を任せられるのでさらにやりがいが出てくることも。

介護の仕事である身体介護は利用者の体に直接触れることになるため、有資格者が行うのが望ましいとされています。

そのため、資格がない場合はサポートに回ることになります。また、専門知識やスキルが求められる訪問介護の仕事はできません。資格があれば自信を持って仕事ができると同時に、利用者からの信頼も得やすいでしょう。そのうえ、仕事の幅も広がり、やりがいも増えるはずです。

有資格者は即戦力と判断されるため、転職においても有利です。

働きながらでも取りやすい介護資格

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資格がなくても介護職として仕事をすることはできますが、やはり資格があった方が給料や待遇、仕事の面においてメリットは大きいものです。

施設によっては資格取得をサポートしてくれるケースもあります。働きながら取得できる主な資格には、次のようなものがあります。

介護職員初任者研修

介護の仕事をするなら必ずと言っていいくらい取っておきたい資格です。介護職として仕事をするうえでの基本的な知識や技術を身につけることができます。受験資格も必要ありません。カリキュラムは130時間で、通信講座などを利用すれば約40時間は自宅で勉強し、2週間程度はスクーリングで勉強するというケースが多いようです。どれくらい学習時間が取れるのかによってカリキュラムの終了期間は異なりますが、早くて1ヵ月、遅くても4~6ヵ月程度で修了できるでしょう。

介護福祉士実務者研修

介護職員初任者研修の上位となる資格です。介護に関するより専門的な知識と技術を習得できます。また、介護福祉実務者研修は介護福祉士国家試験の受験には必須の資格です。受験資格もなく、介護職員初任者研修を受講していなくても受講できます。無資格から受ける場合は450時間のカリキュラムを受講しなければなりません。介護職員初任者研修よりも時間がかかると考えた方がよいでしょう。

資格なしで介護職の正社員になるなら転職コンサルタントのサポートがおすすめ

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資格なしで介護職の正社員を目指す場合、職場選びは簡単ではありません。有資格者と比べれば選択できる幅が狭くなるため、自分だけではよい就職先を見つけられない可能性もあります。

よりよい職場探しをするなら、転職コンサルタントに相談しましょう。転職コンサルタントに相談することで、自分だけでは見つけられないさまざまな情報を知ることができます。

コンサルタントは職場探しのプロです。就職・転職希望者の適性などを考慮し、要望を踏まえたうえで適した就職先を提案してくれます。効率的に希望の職場を探せるのもメリットです。就職先との連絡や調整、面接のアドバイスや対策についてといったこともサポートしてくれるので、安心して就職活動ができるでしょう。

まとめ:介護職に興味があったら積極的な挑戦を

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介護職は人の役に立てる、人から喜んでもらえる仕事です。求人数も多く職場もさまざまで、自分の希望に合った仕事先を選ぶことも可能です。資格がなくても正社員として仕事ができる点はメリットですが、より本格的に介護の仕事がしたい、給料アップを目指したいという場合は資格を取るのがおすすめ。職場によっては資格取得を支援してくれるケースもあります。給料アップやキャリアアップ、やりがいなどを求めるなら、介護職として専門的な知識や技術を得るのもよいでしょう。

介護職に興味があるなら、積極的に挑戦してみてはいかがしょうか。

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