介護職は何歳まで働けるのか 40代の転職のポイントも解説

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介護職は心身ともに健康であれば何歳になっても続けることができます。

福祉業界は人材不足のため、40代以上でも転職が可能です。

この記事では、介護職で働き続けるために気をつけたいこと、転職のお勧め理由、転職活動がうまくいくポイントを解説します。

 

介護職は何歳まで働ける?

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介護職として自分がいつまで働くことができるのか不安を感じている人は多いことでしょう。

安心してください。介護の仕事に年齢制限はありません。

まずは、介護職として働き続けるために必要なことを詳しく解説します。

介護職は心身が健康であること、介護に携わっていきたいという気持ちがあれば何歳でも働き続けることはできます。

介護業界は介護を必要としている人は増加する一方で、介護職員の人数の不足は深刻です。

そのため、介護職の求人は年齢を問わず、積極的に採用しています。

一方で介護職として働いていくために、心身ともに健康であることが欠かせません。

介護職として働いている中で、身体的・精神的な負担を感じた際は、積極的な転職活動をするのもよいでしょう。

 

介護職は何歳まで働けるのか 体への負担

 

介護職は力仕事が多いため、体への負担を感じている人は多いです。

特に入浴介助や移乗のような身体的な介助が続くと身体への負担は増します。

年齢を重ねると年々つらく感じ、働き続けることができるのかと不安になる人も多いのが現状です。

一方で、福祉用具の活用やボディメカニクスなど正しい介護技術によって負担が軽減できることもあります。

体への負担から体力の限界を感じたときは、上司や同僚に相談し、一人で抱え込まないように気をつけましょう。

 

介護職は何歳まで働けるのか 職場の人間関係

 

介護職だけに限定したことではありませんが、職場の人間関係に悩む人は多いです。

介護業界は他の業種に比べて、働く職員の年齢幅が大きく、人間関係の構築が難しいこともあります。

同じ職場で働いているからといっていつも意見が一致するわけではなく、意見が異なり、ぶつかることもあるでしょう。

その他、介護の仕事は女性の多い職場のため、自分だけにあたりがきつい、無視をされたなど人間関係の悩みは尽きません。

仕事上の人間関係では、自分と合わない上司や部下がいる、職場内の意思疎通ができていないと感じている人は多いです。

体への負担を感じたときと同様に、上司や同僚に相談し、一人で抱え込まないように気をつけましょう。

 

介護職は何歳でも転職活動がおすすめできる理由

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現在働いている職場の労働環境に不安や不満を感じているなら、転職活動がおすすめです。

多くの介護事業所は人手不足が深刻化しており、年齢に関係なく、よい人材を探しています。

介護職として働きたいという志があれば転職活動は可能であり、転職によって不安や不満を解決できる可能性があります。

 

介護職は何歳でも転職活動がおすすめできる理由 ①平均年齢

 

公共財団法人 介護労働安定センターが行った「介護労働実態調査」によると、介護職の平均年齢は、男性36歳、女性43.5歳となっています。

また働く職員の比率が、女性比率79.3%と報告されています。

介護職として男性が増えていますが、全国的に考えると、介護業界は女性が圧倒的に多く、女性の職場と言われています。

「職場の人間関係に悩んでいる」「夜勤は体力的に負担が大きい」、「子供の用事が多く、土日が休みのところで働きたい」など、その人によって悩みは異なります。

一般企業の場合、40代の転職活動は壁が大きく、困難なことも多いですが、働いている職員の平均年齢からもわかるように介護業界は40代でも十分転職活動は可能です。

最近は、定年退職後や親の介護をした経験から介護職として働きたいと再就職する人もいます。

不安や悩みの中、仕事を続けていても身体的・精神的なストレスとなり、負担が大きくなります。

経験を活かして転職することをおすすめします。

 

介護職は何歳でも転職活動がおすすめできる理由 ②有効求人倍率

 

厚生労働省の「医療・福祉の新規求人数」を見てみると、新規求人数の全体は、医療業が62,751(前年同月比 7.9%)、介護事業は139,520(前年同月比 7.2%)となっています。

パートを除く場合は医療業が38,890(7.8%)、介護事業は69,140(6.1%)、パートは、医療業が23,855(8.1%)、介護事業は70,380(8.3%)です。

この数字によると、医療福祉は全産業の中で最も新規求人数が多く、2位のサービス業の約2倍となっていることがわかります。

また医療福祉は対前年比が7.5%と微増しています。

他の産業(製造業は対前年比38%)は増えているのに対して振れ幅が小さいという特徴があります。

新型コロナウイルスの感染拡大によって経済活動が停滞し、雇用や就業に影響が出て、新規求人数が低下した業種もあります。

その中で医療福祉は、景気に左右されず、求人があります。

常に人手不足が続いており、人材を求めているのが現状です。

 

介護職40代以上の転職活動がうまくいく3つのポイント

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介護従事者で転職を考える一番多い年齢は40代以上です。

40代以上の介護職転職を考えている方の転職活動がうまくいくポイントは、

 

➀転職コンサルタントへの相談
➁年齢による強みを活かす
③仕事への意欲・熱意のアピール

 

以上の3つがあげられます。

 

介護職転職活動のポイント ➀転職コンサルタントへの相談

 

転職活動を成功させるためには、転職コンサルタントを利用することをおすすめします。

求人探しは、ハローワークや求人誌などで探すことは可能ですが、優良求人を探そうとなると、時間や労力がかかります。

仕事をしながら転職活動を行う場合、自分ですべて行うには限界があります。

また求人は常に公開されているわけではありません。

転職コンサルタントなど一部の転職サポートをする事業所のみが把握している求人もあります。

転職コンサルタントを利用すると、担当者がつきます。

担当者は、アドバイザーとして転職活動に関するサポートを行ってくれます。

その他、転職コンサルタントを利用するメリットは以下のことがあげられます。

 

・自分の希望、経験を考慮した求人を探してくれる
・無料でサポートしてくれる
・最新の転職事情など専門家が情報を提供してくれる
・希望就業先との連絡や調整を行ってくれる
・履歴書や面接対策など各種相談に乗ってもらえる

 

例えば、希望就業先に対して、福利厚生などは働く上で知りたいところですが、事前の見学は採用試験のときに聞きづらいこともあります。

その点、担当者がついていることで、休日の取り方や給与や賞与について、その他福利厚生など知りたいことを事前に確認を依頼することが可能です。

また履歴書や面接も得意な人ばかりではありません。失敗がないようにアドバイザーがしっかりサポートしてくれるので心強いです。

 

介護職転職活動のポイント ➁年齢による強みを活かす

 

介護職として働いてきた経験や経歴から培ったスキルをアピールしましょう。

前職で任されていた仕事や責任、資格などを伝えることも大切です。

例えば、携わっていた委員会やフロアやユニット内での役割なども説明すると経験を相手に伝えることができます。

また介護職としてコミュニケーション能力は求められます。

転職の場合、求人を出している事業所は即戦力になる人を探しています。

質問に対して順序立てて説明できる、自分の行ってきたことを自慢するのではなく会話のスキルによってアピールする能力が求められます。

その他、年齢によっては利用者と近い年齢の方の場合は、安心感や親近感が持ってもらえるように努めるとよいでしょう。

 

介護職転職活動のポイント ③仕事への意欲・誠意のアピール

 

多くの事業所は、人手不足に悩んでいます。

そのため、年齢に関係なく、介護の仕事に熱意があり長く続けてくれる人を採用したいと考えています。

また責任感があり、介護職としてチームで動ける人材を求めています。

自分の強みとも重なる部分もありますが、介護に対する意欲や熱意をアピールすることが大切です。

「利用者の方に寄り添って同じ目線で介護をしていきたい」、「他職種と連携しながら利用者の方の生活を支えていきたい」など

自分がどのような姿勢で介護職として努めていきたいか、ビジョンを明確にしておくとよいでしょう。

 

介護職は何歳でも続けられる ご自身の健康を第一に

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介護職は健康であればいつまでも働き続けることが可能です。
介護の仕事は、在宅サービスから施設サービスまで幅広く、事業所によって役割や介護の状況は異なります。

訪問介護や通所介護などは、自宅で生活されている方をサポートする事業所になります。

また施設の場合は、自宅での生活が難しく24時間のサポートが必要な方が入所されています。

自分の健康を第一に考え、年齢に合わせて負担の少ない職場を選ぶことも長く働き続けられる秘訣です。

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