【2021年最新版】5分でわかる!介護職の求人票の見方<基礎編>

介護士求人表

介護職の求人票に書かれている中身とは?

介護職の面接

求人票とは、その施設で働く人の給与や待遇を記した情報で、就活・転職活動中の人に向けて企業が出しています。正しい見方を知っていると、求人票が示すデータの意味がわかります。求人票は企業により、募集要項や採用情報と表記する企業もあり、呼び方はさまざまです。ここでは、キャリアアップを目指して新たな介護の現場へ転職したい人、別の業界から介護職へ転職したい人に向けて、介護職の求人の見方を解説します。自分が理想とする働き方の条件を考え、正しい見方で求人票をチェックして、新たな職場を探しましょう。

項目1.給与

介護職の給与は、基本給・月給・日給・時給という言葉が使われます。

基本給

基本給は、手当や業績に応じて支給する給与を除く基本になる賃金です。介護施設や運営会社の基準をもとに決められますが、一般的に年齢・経験・スキル等が考慮されます。月収で受け取る人は多いですが、その内訳は基本給に各種手当と残業代などをプラスしています。

月給

月給は1か月ごとに定められた賃金で、固定給の場合は基本給と固定手当の合算額です。交通費支給分など、変動があるお金は含みません。

時給

時給は1時間を基準に支給される給与で、主にアルバイトやパート、派遣社員の給与体系です。その人の経験やスキル、資格の有無、勤務可能日数や時間帯などにより、時給は決まります。時給制では休日や長期休暇をとるとその分の給料はありません。

夜勤が含まれるかをチェック

介護職の求人票で給与を見るとき、夜勤が含まれるかを確認しましょう。含まれる場合は夜勤の回数の確認もおすすめします。夜勤の回数は施設により異なるため、応募前に見ておきましょう。

項目2.手当

基本給や月給などの他に受け取れるお金は手当です。介護施設での立場や役職、家族の有無や住宅など、あらゆる条件で手当をもらえます。一般的な職業では、住宅手当・地域手当・家族手当・役職手当・職務手当・職能手当などがあります。介護職で支給される、その他の手当をひとつずつ解説します。

処遇改善手当

処遇改善手当は、介護職員処遇改善加算から支給する手当です。介護職の賃金アップが目的ですが、現場職員のみが対象であり、管理者・ケアマネージャーは対象外です。

夜勤手当

特別養護老人ホームなど夜間も利用者を預かる施設で、夜間勤務にあたる社員へ支給する手当です。実は夜勤手当をつける決まりはなく、施設は任意で支給しています。夜勤1回の手当は3,000~10,000円と施設によりさまざまです。

早番遅番手当

シフト制をとる施設で、早番と遅番に入る社員に支給する手当です。しかし支給する施設は少なく、1回あたり数百円ほどです。

資格手当

毎月の給与に加算し支給される資格手当の他に、資格をとったときだけに支給される合格報奨金もあります。多くの施設で毎月支給される資格手当があります。手当の対象となる資格は施設ごとに異なるものの、国家資格の介護福祉士・社会福祉士は対象になる可能性が高いです。中には資格手当のない施設もあるため、求人票であらかじめチェックしましょう。

項目3.賞与

月給とは別に労働者へ臨時で支給される給与を、賞与といいます。施設の規定により支給金額や回数が決まっているため、事前に求人票で確かめましょう。中には月給は上がったものの賞与が減り、年収が下がったケースもあるため注意が必要です。日本の企業は夏と冬の2回、賞与を支給する会社が多いですが、施設の中には賞与なしのところもあります。賞与を支給されることがあると定める施設は、業績が良いときのみ支給するため、定期的なボーナスの収入を期待できません。賞与の支給対象期間は、4~9月までを12月、10月~3月までを8月とするため、転職・入社の時期により賞与がない場合もあります。

項目4.休暇

年間休日は働く義務のない日の年間日数で、介護施設の年間休日数の平均は110日です。労働基準法で定められており、フルタイムで働く人の休日は年間最低105日必要になります。介護職は休みをとりづらいイメージかもしれませんが、休日はきちんと確保され、他に夏季休暇や年末休暇などがある施設もあります。

休日に関する専門的な表記

求人票に掲載の休みは「週休二日制」「完全週休二日制」などがあります。一見同じに見えても全く異なるため、定義を知って希望の休日をとれる施設か調べましょう。週休二日制は、1年を通して月1回以上、2日休める週があることです。完全週休二日制は、1年を通して毎週2日の休日が必ずありますが、祝日は出勤の場合があります。

慶弔休暇

慶弔休暇は法で定められておらず、施設ごとに有無が異なります。就業規則に記載がないと設けていない可能性がありますが、慣例的に存在する場合は法的に認められるケースもあります。取得できる条件は、自分の結婚式・配偶者の出産・近親者の結婚式や葬儀などが行われるときです。一般的な期間は、自分の結婚式で5日ほど・配偶者の出産は2日ほど・父母や配偶者、子どもの葬儀は5日ほど・祖父母や配偶者の祖父母、兄弟姉妹の葬儀は2日ほどです。慶弔休暇の設定がない施設で仕事を休み出席すると、有給休暇を取得することになる場合もあります。転職を決める前に、慶弔休暇の設定の有無を確かめましょう。

介護職の求人票の見方5.社会保険

社会保険とは、雇用保険・労災保険・健康保険・厚生年金で、全ての施設で用意する原則があります。試用期間から適用になるため、試用期間は非加入にならないか確認をおすすめします。求人票に「社会保険完備」の言葉がない場合、加入のない施設の可能性があります。

雇用保険

雇用者は労働者を加入させる必要がある保険です。労働者が失業、または雇用を続けられなくなったとき、生活や雇用を安定させる給付金を支給する保険です。

労災保険

労災保険は労働災害補償保険の略で、仕事中や通勤中に負ったケガや病気について支給されます。従業員をひとりでも持つ施設は原則加入が必要です。

健康保険

病気やケガをし医療機関を受診する際に、医療費を7割負担してくれる公的保険制度です。労働者本人だけでなく、その人が扶養する家族も対象です。

厚生年金

厚生年金に加入すると、国民年金に上乗せした受給額を受け取れます。法人事業所や従業員が常に5人以上の事業所は、厚生年金加入が必要とされています。

項目6.時間外労働

時間外労働は決まった労働時間以外で働くことで、残業もここに含まれます。残業した分を割増賃金で支給されず、みなし残業手当や固定残業手当として支給する施設もあり、求人票でのチェックをおすすめします。一定の期間内に会社の定めた時間数残業したとして、定額の残業代を払う制度が、みなし残業代や固定残業手当です。もし1か月で45時間、年間360時間に迫る数字の場合、普段から残業の多い施設の可能性が高いです。給与に定額で残業手当が含まれると、高い給与をもらえると思いがちですが、残業時間ごとに支給される施設よりも少ない場合もあります。求人票への表記は具体的な時間外労働分を示す必要があり、あいまいな表記ではハローワークで受理されません。

求人票の情報を知って理想の介護職を見つけよう

車椅子の介助をする女性介護士

新たな介護施設で気持ち良く働くには、勤務条件や待遇を十分知ることも必要です。施設を見学してもすぐにはわからない労働条件が、求人票に書かれています。しっかり稼ぎたい・手厚い保障のある施設で安心して働きたいなど、希望に合う事業所を見つけましょう。

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